感染症は箇所の推測・特定後に、起因している病原体を特定しないと治療方針が決められません。その際の重要な検査として、血液培養検査というものがあります。血液は本来、無菌なので、血液中に菌が存在するのであれば、細菌感染を疑うことができます。検査結果が判明するまでに、だいたい1日~5日程度はかかりますが、検出された菌から適切な治療ができるようになります。

原因菌を特定できたら、抗菌薬(抗生剤、抗生物質)を処方して様子を見ます。一般的に、内服より点滴による投与のほうが治療効果が高いといわれていますが、1日1回の投与では効かないことが多く、抗菌薬により治療は、まずは種類、そして投与の仕方、量、期間を、原因となっている菌の特徴を考慮しながら、決めていくことになります。

ウイルスは、細菌の50分の1程度の大きさしかなく、細菌とは違い、細胞を持っていません。体の中に入ったウイルスは、生体の細胞に侵入することで増殖していく感染性の備瀬地物です。細胞分裂を起こさせることで、ほかの細胞にも入り込んでいき、どんどん増殖するのです。ウイルスに感染した細胞は、正常に機能することができなくなります。

一般的なウイルス感染症としては、はしか、風疹、水ぼうそうなどがあります。また、インフルエンザやノロウイルスもよく知られています。インフルエンザは抗ウイルス薬がありますが、多くのウイルスには、抗菌薬のような菌にダイレクトに効く薬がなく、症状を改善していく治療が行われます。発熱や痛みに対しては、解熱や痛みの軽減をうながす薬(アスピリンまたはイブプロフェンなどの非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)やアセトアミノフェン)で対処することもあります。