個人差はありますが、37.5度以上、38度が高熱とされています。それ以下の微熱も含め、熱があると、体がだるかったり、熱いと感じたりします。

発熱は、脳の視床下部にある体温調節中枢機能の調子が狂い、平常値よりも体温が高くなる現象です。

内科や救急外来において、この発熱はもっともポピュラーな症状ですが、ありふれた症状であるからこそ、注意深く、原因となっている疾患を調べてもらうことが大切です。

体内に炎症が起きていることが多く、体内のどこかに原因が潜んでいます。

発熱している、という状況だけでは原因を特定できないため、それに伴う他の症状や、病歴など、あらゆる状況を考慮しながら、何が問題を起こしているかを探っていくという診断方法がとられます。

関係ないと思っていた症状が問題を特定する重要な情報だったということもあるかもしれず、少しでも気になることは伝えておいたほうがいいでしょう。

発熱時の最初の確認項目として、歩行可能かどうか、意識、血圧、脈拍、呼吸、体温の状態(バイタルサイン)が判断材料になります。そして、血液検査で炎症反応を測定することもあります。インフルエンザの時期はこれも考慮されますし、咳や痰が出ているようであれば、胸のレントゲン撮ります。腹痛が伴えば超音波やCTを行うこともあります。胃カメラなどの検査を行わないと分からないこともあります。特殊や血液検査や、細菌培養検査を必要とする場合もあります。

女性の場合は、月経周期やストレスの関係などにより、体温調節中枢に狂いが生じ、発熱することもあります。

そして、原因が特定できない発熱もあります。「不明熱」と呼ばれていますが、3週間以上、発熱が続いている場合は、繰り返し検査しながら、原因を探ることになります。